2008 |
07,18 |
«融合願望»
最近なんだかにゃんにゃんしてる感じの銀新ばっか浮かんできて困ります←
そして共通してるのはにゃんにゃんなのに甘くないみたいな。何かがちょっと曲がってるぞ私(ちょっとじゃないか)
ほんわかのほのほ銀新も浮かぶんですが、どうしても曲がった感じに食指が沸くという。。。
こんなところでナンですが、そろそろケータイサイトのリンクをばばばーっと増やしたいです。ケータイでは銀新系サイトさんばっか巡ってるんで必然的に銀新サイトさんばっか片想いしてますが(笑)
そのうちひょっこりブクマ増えてるかもしれません。夏インテ終わってぐらいに!
ではでは、前置きが長くなってしまいましたが銀新にゃんにゃんSSを続きに投下。
上で言った通り甘くはないです。私的には眠たくなってくるようなかんじ←
そして共通してるのはにゃんにゃんなのに甘くないみたいな。何かがちょっと曲がってるぞ私(ちょっとじゃないか)
ほんわかのほのほ銀新も浮かぶんですが、どうしても曲がった感じに食指が沸くという。。。
こんなところでナンですが、そろそろケータイサイトのリンクをばばばーっと増やしたいです。ケータイでは銀新系サイトさんばっか巡ってるんで必然的に銀新サイトさんばっか片想いしてますが(笑)
そのうちひょっこりブクマ増えてるかもしれません。夏インテ終わってぐらいに!
ではでは、前置きが長くなってしまいましたが銀新にゃんにゃんSSを続きに投下。
上で言った通り甘くはないです。私的には眠たくなってくるようなかんじ←
---------
愛して
愛して
愛して
やがて
溶け合って
全部
俺のモノになったら
むしろ
ひとつになれたら
そうしたら
この
互いの隙間を埋めるかのような行為も
必要なくなるんじゃないかと思う。
――――だけど。
融合願望
豆電球をも消した室内は、それでもほのかに明るくて、見上げた天井にぶら下がる蛍光灯の形もはっきりと分かる。
決して、銀時の夜目が利くからだけではない。
ここはかぶき町。夜にこそ輝く街だ。
例え室内を無明としても、外からネオンの明かりだとか喧騒だとかいったものが漏れてくる。それらがやっと静まる頃には、優しい月明かりが窓から差し込む。
室内が真っ暗になることは、ほとんどない。
普段銀時がそれを厭うことはない。
昼日中だろうが眠ければ寝るし、暗くないと眠れない性質でもない。
だけど今夜は。
「・・・・んん・・・銀さん?」
銀時が自分の懐に抱きこんでいた身体を引き寄せると、まどろみに落ちていた新八がうっすらと目を開けた。
眠そうに目を擦りながら、銀時を見上げる。
「悪り、起こしたか?」
「んー・・・平気、です」
そう答える新八は、やはり眠いのだろう、普段ならばよく回る舌も今は頼りない。
銀時は引き寄せた背をポンポンと撫でる。小さな子供を寝かしつけるようなその仕草に、新八は文句も言わず、逆にどこか嬉しそうに銀時の胸に頭を摺り寄せた。
まるで猫のようだと、銀時はふ、と笑みを零した。
ポンポンと背を撫でるのをそのままに、もう片方の手で新八の髪を梳く。焦げ茶気味の黒髪は、銀時の指からサラサラと流れては落ちる。その感触が心地よくて、何度となく繰り返す。
腕の中で、新八の呼吸音が聞こえる。
吸って、吐いて、それは、一定のリズムで。
銀時もそれに合わせて呼吸してみる。
吸って、吐いて、同調して。
繰り返す内に、部屋の外の光や音が遮断されてゆく。
ほのかに明るい室内の風景も消し去ってゆく。
そのことに、銀時はどことなく安堵した。
呼吸を繰り返す。やがて、自分が呼吸をしているという意識がなくなる。
ゆるゆると、眠りに落ちていく前兆。
だが、その波に逆らうように銀時は新八の頭に鼻を摺り寄せる。
漂うのは、銀時のものと同じ石鹸とシャンプーの香り。
ああ、一緒だ、と、思う。
その時に。
「なぁ新八」
既に夢の世界かもしれない少年に問いかける。
愛して、愛して、愛し合って、そうして溶けた後だからこそ。
「銀さんが死ぬ時には、一緒に死んでくれる?」
目を閉じた闇とも言えない暗さの中で、ストン、と落とした言葉。
銀時にとって新八は、もう離せない。離さない。そんな存在で。
いっそ、同じモノになれたらいいのにとすら思う。
新八の体温を暖かいと感じながら、自分も同じになれたならと思う。
愛して、愛して、抱き合って、繋がって、そうして最後に放出する熱でもって、この身体を『自分』に染めてしまえたなら、どんなにいいだろうと思う。
同じ時、同じだけ、この少年と同じになりたい。
それは銀時が常にどこかで抱いている欲。
けれど。
「・・・・・・嫌ですよ」
銀時の胸元に顔を埋めている為か、少しくぐもった声で新八は答えた。
聞こえてきた声は不明瞭だったが、その内容はハッキリと銀時に伝わった。
「なんでよ?」
起きてたのか、と少し驚きながらも、銀時はゆるく笑みをはいた唇で呟く。
背を撫でる手は止めてしまったが、髪を梳く手は相変わらずそのままだ。
その手の邪魔をしないように、新八はゆっくりと顔を上げる。先程までの寝ぼけまなこではなく、凛とした眼差しで、でもどこか不満そうに銀時の赤茶色の瞳を見据えた。
「アンタと一緒に死ぬってことは、僕はアンタより年齢差分早く死ななきゃならないってことじゃないですか」
続けて、そんなの御免ですよと呟く。
銀時はほんの少しだけ目を見張った。そのわずかな表情の変化も、新八の大きな瞳は逃さない。
「アンタより寿命が短いなんて御免です。僕は絶対アンタより長生きしてやる」
どこか意地のようにも見えるその態度に、銀時は若干言葉を失う。
『新八と、同じになれたら』というのは、確かに銀時の奥底にある願望だが、それが戯言であることも理解している。
二つ枕で眠る、その時に語る夢物語のようなこと。
新八がうっとりと頷いてくれるだなんて夢想しないわけでもなかったが、こうもキッパリと拒否されるとも思っていなかった。
ぼんやりと新八をみつめる銀時から視線を逸らさずに、新八はゆっくりと銀時の頬を撫でた。
「アンタより長生きして、そんで、アンタが死ぬその時を一瞬たりとも逃さずに見ててやるんですから」
―――だから、アンタと同じ時に死ぬなんてお断りです。
頑ななまでに紡いだ言葉を届けるように、新八は銀時の唇をそっと塞ぐ。
触れて、離れて、再び視線が絡まる。
参ったか!とでも言いたそうな表情をした新八を見る内、銀時は腹の底から笑いがこみあげてきた。
その勢いにまかせて笑う。夜中なので声を殺して笑うと、身体が小刻みに震えた。
新八はそんな銀時を黙ってみつめている。
「・・・・・・・っは。わーったよ」
ようやく笑いの波が去った頃、目尻に溜まった涙を拭いながら銀時は言う。
新八からは「分かればいいんですよ」といった小生意気な返事が返ってきた。
笑ったせいで折角訪れかけていた眠気はどこかへ行ってしまった。
頭もとうに覚めている。
外はまだ明るくネオンが輝いている。そう遅い時刻でもないだろう。
先程のお返しとばかりに、今度は銀時が新八にキスを落とす。
触れて、離れて、触れて、離れて。
そうして、徐々に深くなっていくくちづけ。
一度静まった熱を、もう一度取り戻してゆく。
ゆっくりと、ゆっくりと。
愛して、愛して、抱き合って、繋がって、溶けて。
けれどひとつにはなれない。同じモノにはなれない。
交じれども染まれども、ひとつにはなれない。
だが今度は、それでいいと銀時は思った。
お互いが違うモノであるからこそ、こうして確かめ合えばいい。
ひとつになれずとも、少なくとも自分の生を終える瞬間までは、この少年が一緒に居てくれる。
それならば。
永遠なんて大層なモノを求める必要はない。
今この時の願い事を、銀時は荒れる吐息とともに少年の耳に注ぐ。
「なぁ新八」
――― 一緒に・・・・・・。
了
□■□■□■□■□■
有り体に言えばだいにらうんど(爆)
わんこの散歩中に考えたお話。何考えてんでしょうね私(自分で言うな)
枕事についてはノマカプの時にはほっとんど考えないんですが、BL(というか銀新)にはまってからは結構考えます。こう、意義とか意味とか。本能的なものだけじゃない何かを(意味が分かりません)
同性だからこそこの行為に意味はあるのかみたいなことについて悶々と考えたり。好きだから、愛してるから、ムラムラしたからだけじゃない、その先を。
男女だったなら、スコーンと言ってみれば生殖行為じゃないですか。キッカケがそれを求めてじゃないにしろ。
でも同性なら、非生産行為なわけで。じゃあ何の為にするの?みたいな(だから意味が以下略)
そーゆー事を考えながら吐き出してるので、結果的にそう甘くはなりようがない内容で非常に申し訳ないのですが;
まぁ私に官能的なモノは求められてないだろうと思うしね!(ね、じゃない)
こんな内容でもう1個書きかけがあるんですが、1度手を止めてしまったらどう書いていいか分からなくなってしまって放置されてます・・・orz
何はともあれ(・・・)ここまでお付き合いくださってどうもありがとうございました!
愛して
愛して
愛して
やがて
溶け合って
全部
俺のモノになったら
むしろ
ひとつになれたら
そうしたら
この
互いの隙間を埋めるかのような行為も
必要なくなるんじゃないかと思う。
――――だけど。
融合願望
豆電球をも消した室内は、それでもほのかに明るくて、見上げた天井にぶら下がる蛍光灯の形もはっきりと分かる。
決して、銀時の夜目が利くからだけではない。
ここはかぶき町。夜にこそ輝く街だ。
例え室内を無明としても、外からネオンの明かりだとか喧騒だとかいったものが漏れてくる。それらがやっと静まる頃には、優しい月明かりが窓から差し込む。
室内が真っ暗になることは、ほとんどない。
普段銀時がそれを厭うことはない。
昼日中だろうが眠ければ寝るし、暗くないと眠れない性質でもない。
だけど今夜は。
「・・・・んん・・・銀さん?」
銀時が自分の懐に抱きこんでいた身体を引き寄せると、まどろみに落ちていた新八がうっすらと目を開けた。
眠そうに目を擦りながら、銀時を見上げる。
「悪り、起こしたか?」
「んー・・・平気、です」
そう答える新八は、やはり眠いのだろう、普段ならばよく回る舌も今は頼りない。
銀時は引き寄せた背をポンポンと撫でる。小さな子供を寝かしつけるようなその仕草に、新八は文句も言わず、逆にどこか嬉しそうに銀時の胸に頭を摺り寄せた。
まるで猫のようだと、銀時はふ、と笑みを零した。
ポンポンと背を撫でるのをそのままに、もう片方の手で新八の髪を梳く。焦げ茶気味の黒髪は、銀時の指からサラサラと流れては落ちる。その感触が心地よくて、何度となく繰り返す。
腕の中で、新八の呼吸音が聞こえる。
吸って、吐いて、それは、一定のリズムで。
銀時もそれに合わせて呼吸してみる。
吸って、吐いて、同調して。
繰り返す内に、部屋の外の光や音が遮断されてゆく。
ほのかに明るい室内の風景も消し去ってゆく。
そのことに、銀時はどことなく安堵した。
呼吸を繰り返す。やがて、自分が呼吸をしているという意識がなくなる。
ゆるゆると、眠りに落ちていく前兆。
だが、その波に逆らうように銀時は新八の頭に鼻を摺り寄せる。
漂うのは、銀時のものと同じ石鹸とシャンプーの香り。
ああ、一緒だ、と、思う。
その時に。
「なぁ新八」
既に夢の世界かもしれない少年に問いかける。
愛して、愛して、愛し合って、そうして溶けた後だからこそ。
「銀さんが死ぬ時には、一緒に死んでくれる?」
目を閉じた闇とも言えない暗さの中で、ストン、と落とした言葉。
銀時にとって新八は、もう離せない。離さない。そんな存在で。
いっそ、同じモノになれたらいいのにとすら思う。
新八の体温を暖かいと感じながら、自分も同じになれたならと思う。
愛して、愛して、抱き合って、繋がって、そうして最後に放出する熱でもって、この身体を『自分』に染めてしまえたなら、どんなにいいだろうと思う。
同じ時、同じだけ、この少年と同じになりたい。
それは銀時が常にどこかで抱いている欲。
けれど。
「・・・・・・嫌ですよ」
銀時の胸元に顔を埋めている為か、少しくぐもった声で新八は答えた。
聞こえてきた声は不明瞭だったが、その内容はハッキリと銀時に伝わった。
「なんでよ?」
起きてたのか、と少し驚きながらも、銀時はゆるく笑みをはいた唇で呟く。
背を撫でる手は止めてしまったが、髪を梳く手は相変わらずそのままだ。
その手の邪魔をしないように、新八はゆっくりと顔を上げる。先程までの寝ぼけまなこではなく、凛とした眼差しで、でもどこか不満そうに銀時の赤茶色の瞳を見据えた。
「アンタと一緒に死ぬってことは、僕はアンタより年齢差分早く死ななきゃならないってことじゃないですか」
続けて、そんなの御免ですよと呟く。
銀時はほんの少しだけ目を見張った。そのわずかな表情の変化も、新八の大きな瞳は逃さない。
「アンタより寿命が短いなんて御免です。僕は絶対アンタより長生きしてやる」
どこか意地のようにも見えるその態度に、銀時は若干言葉を失う。
『新八と、同じになれたら』というのは、確かに銀時の奥底にある願望だが、それが戯言であることも理解している。
二つ枕で眠る、その時に語る夢物語のようなこと。
新八がうっとりと頷いてくれるだなんて夢想しないわけでもなかったが、こうもキッパリと拒否されるとも思っていなかった。
ぼんやりと新八をみつめる銀時から視線を逸らさずに、新八はゆっくりと銀時の頬を撫でた。
「アンタより長生きして、そんで、アンタが死ぬその時を一瞬たりとも逃さずに見ててやるんですから」
―――だから、アンタと同じ時に死ぬなんてお断りです。
頑ななまでに紡いだ言葉を届けるように、新八は銀時の唇をそっと塞ぐ。
触れて、離れて、再び視線が絡まる。
参ったか!とでも言いたそうな表情をした新八を見る内、銀時は腹の底から笑いがこみあげてきた。
その勢いにまかせて笑う。夜中なので声を殺して笑うと、身体が小刻みに震えた。
新八はそんな銀時を黙ってみつめている。
「・・・・・・・っは。わーったよ」
ようやく笑いの波が去った頃、目尻に溜まった涙を拭いながら銀時は言う。
新八からは「分かればいいんですよ」といった小生意気な返事が返ってきた。
笑ったせいで折角訪れかけていた眠気はどこかへ行ってしまった。
頭もとうに覚めている。
外はまだ明るくネオンが輝いている。そう遅い時刻でもないだろう。
先程のお返しとばかりに、今度は銀時が新八にキスを落とす。
触れて、離れて、触れて、離れて。
そうして、徐々に深くなっていくくちづけ。
一度静まった熱を、もう一度取り戻してゆく。
ゆっくりと、ゆっくりと。
愛して、愛して、抱き合って、繋がって、溶けて。
けれどひとつにはなれない。同じモノにはなれない。
交じれども染まれども、ひとつにはなれない。
だが今度は、それでいいと銀時は思った。
お互いが違うモノであるからこそ、こうして確かめ合えばいい。
ひとつになれずとも、少なくとも自分の生を終える瞬間までは、この少年が一緒に居てくれる。
それならば。
永遠なんて大層なモノを求める必要はない。
今この時の願い事を、銀時は荒れる吐息とともに少年の耳に注ぐ。
「なぁ新八」
――― 一緒に・・・・・・。
了
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有り体に言えばだいにらうんど(爆)
わんこの散歩中に考えたお話。何考えてんでしょうね私(自分で言うな)
枕事についてはノマカプの時にはほっとんど考えないんですが、BL(というか銀新)にはまってからは結構考えます。こう、意義とか意味とか。本能的なものだけじゃない何かを(意味が分かりません)
同性だからこそこの行為に意味はあるのかみたいなことについて悶々と考えたり。好きだから、愛してるから、ムラムラしたからだけじゃない、その先を。
男女だったなら、スコーンと言ってみれば生殖行為じゃないですか。キッカケがそれを求めてじゃないにしろ。
でも同性なら、非生産行為なわけで。じゃあ何の為にするの?みたいな(だから意味が以下略)
そーゆー事を考えながら吐き出してるので、結果的にそう甘くはなりようがない内容で非常に申し訳ないのですが;
まぁ私に官能的なモノは求められてないだろうと思うしね!(ね、じゃない)
こんな内容でもう1個書きかけがあるんですが、1度手を止めてしまったらどう書いていいか分からなくなってしまって放置されてます・・・orz
何はともあれ(・・・)ここまでお付き合いくださってどうもありがとうございました!
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